以前にシロアリの防除工事をした時のものらしいのだが、基礎に人が通れるくらいの穴が何箇所も空けてあるのです。床下を横に移動するためのものでしょうが、建物を支える構造体に後から穴をあけるとは言語道断です。明らかに強度が落ちますし、そこから基礎の鉄筋が錆びてしまい耐久性も著しく落ちます。確かにシロアリの防除は大切だが、押入れとか洗面所とかの目立ちにくいところに床下点検口や床下収納を新設するとか、セントリコンシステムを使うなどすれば基礎に穴をあけるという行為は最小限にとどめられるはずです。
今回の場合は、そういった説明が業者から何もなく行われているようです。しかもほとんどの部屋が和室で、基礎に穴をあけずとも畳をあげれば、簡単に床下にもぐれたにも関わらずです。
これに限らず悪質なリフォームは、明らかに悪意のあるものから、業者の知識不足から起こるものまで数多く見かけます。専門業者は強度的なことをはじめ家を総合的に判断できない場合が多いですから、家をいじる場合は必ず信頼できる工務店や設計士に相談をするようにしてください。
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