釜から木材が出てくるとすぐにまた製材ラインに乗りすぐに出荷なので、在庫も工場の規模の割りにほとんどなく、今まで見てきた製材工場に比べるとすっきりとした印象をもちました。
ぐるっと製材ラインを一周したのですが、その間4〜5人程度の作業員にあっただけで、勝手に機械が木材を加工しているさまは少し異様に思えました。
日本の林業は衰退してきていると思いきや、こうして大規模な設備投資をして生産体制を整える工場を見ることが出来て、何かしら安心しました。ただ、問題は山のほうです。木は切るが新たに植林をするという作業はあまり行われていないようです。これは材木の値段が安く、手間を掛けて木を育てても割りに合わないからだそうです。
しかし、私たち川下側の人間が国産材を使うことによって山も変わっていくはずです。今までもそうしてきて製材も少しずつですが変わってきました。こういった流れが川下から川上へむかい山へ到達する。
もうすぐのような気がします。


電子レンジの親玉のような乾燥釜。高周波で木材の中から乾かすのだそうで、木の脂分を残して乾燥させるので、色艶が良いそうです。

ほんとに人気がないです。写真の人は第一村人。(笑)

こんな感じで次から次へと勝手に木材が加工されていく。
すごいけど、なんか寂しい気もします。