
今日は現場の仕事初め(実は前日に大工さんが準備をしてくれていたらしい)。去年中に基礎と水道配管を終わらせ、いよいよ今年からは大工工事。まずは上棟に向けて土台伏せ。この作業は柱の下に来る土台を敷きこむ作業でもうあと十日もすると隠れてしまう部分。この先何十年も(もしかしたら100年以上)家の荷重を受け続けるまさしく縁の下の力持ちである。基礎ももちろん大事だが、この土台も痛みやすいだけにそれなりの対策をしなければいけない。先ずは耐久性の高い材料を選び、その材料を腐らせないように下の写真のようなネコ土台を敷く、これは基礎から土台を浮かすことで土台を流れる空気にさらすことが出来、さらに基礎の換気口なしで床下の換気が十二分にできる優れものだ。手前のほうは気密を確保するためのネコ土台で、玄関土間廻りや浴室(ユニットバス)廻りに使用するもの。

シロアリに対しては土台をなるべく地盤から離すということと、基礎に施す工夫でまずは物理的に防御。その上で人体には害のないホウ酸塩の水和剤を吹き付ける。この水和剤は温暖化によりこの地域でも見かけるようになった怖いイエシロアリにも有効で、その効果は半永久的といわれています。
しばらく外の作業なので、天気が気になります。